オゾンといえばオゾン層
私たちの住む地表から上空11km辺りを「対流圏」といいます。対流圏の上空50kmを「成層圏」といいます。 成層圏の上空30kmを「中間圏」といい、それより上空を「熱圏」、そのまた上空を「大気圏」といい、熱圏と大気圏の境目ははっきりとしていません。 地球と宇宙の間にはこの4つの空間があります。
オゾン層は成層圏にあり、とりわけ地上15km〜35kmのオゾンの密度が高いところのことをいいます。 オゾン層がなければ有害な紫外線がそのまま地上に降り注ぎ、生物は地上では生存できないため、オゾン層は「地球の宇宙服」と呼ばれています。
紫外線は波長によって、次の3つに分類できます。
・長波長紫外線(波長320〜400ナノメートル)
・中波長紫外線(波長280〜320ナノメートル)
・短波長紫外線(波長190〜280ナノメートル)
長波長は、私たちが健康的に日焼けを起こすような紫外線、中波長は軽い炎症を起こすような紫外線です。
そしてし短波長は皮膚がんや白内障や免疫障害を起こす可能性が高くなる、有害な紫外線です。
オゾン層はこの有害な紫外線を吸収し、地上の生物を守っています。オゾン層がなければ・・と考えるとゾッとしますね。
オゾンは元々、地球には存在しませんでした。そのため、太陽からの紫外線がまともに降り注ぐ地上では生き物は生存できず、紫外線の届かない海の中にいました。 やがて光合成ができるラン藻類が現れて、二酸化炭素から酸素を作り始めました。 海中からプクプクと酸素の泡が地上に届き、酸素が成層圏まで届くようになると、 太陽からの紫外線を受けた酸素がオゾンになり、実に35億年という歳月をかけてオゾン層が作られました。 酸素は2つの酸素原子からできた分子(O2)ですが、オゾンは3つの酸素原子からなる分子(O3)です。 つまりオゾン層は酸素からできています。