難治性傷・潰瘍(かいよう)

皮膚や粘膜の一部がただれくずれることを潰瘍(かいよう)といいます。 皮膚上にある場合は、外科手術で取り除けるのですが、体内に腫瘍ができた場合は切除が難しく、治りにくいという厄介なものです。

しかし最近、手術をしなくても腫瘍を取り除く方法として、オゾンを患部に提供する治療法が注目されています。 この治療例もドイツで発表されました。ヴェルクマイスター医師は、62人に3356回の治療を施した結果、95%以上に高い治療効果があったことを報告しています。

以前までは切開手術が必要だった病気も、今ではパイプを患部まで挿入し、パイプの先の精密な機器が患部を除去する方法によって、 患者の身体への負担を最小限にした治療ができるようになりました。

オゾンを患部に提供する治療はこれと同じ方法で、耐オゾン性のあるパイプを患部まで挿入し、空気とオゾンの混合ガスを供給するものです。 腫瘍の状態によっては混合ガスにおけるオゾン濃度の調節ですが、1リットルあたり35ミリグラム程度の低い濃度で十分であると報告されています。

近年では、オゾンを取り入れた治療法に取り組む医師が増えており、今後更に多くの医師がオゾンに注目することは確実といえるでしょう。